- 朝の会や帰りの会など時間が余った時何をすれば良いかわからない。
- 中学生でも楽しめそうなアイスブレイクが知りたい!
- 生徒が意欲的に取り組めて時間調整もできる手法は?
そんなお悩みを解決できる記事となっております。

この記事では、知っておくと楽なアイスブレイクをご紹介します
アイスブレイクって何?
記事を書く時期が非常に遅くなってしまいましたが、始業式が始まっていかがでしょうか。学級を持っている担任の先生はスタートから非常に大変だったと思います。先生方が生徒と関わる中でいろいろな問題に直面すると思いますが、そうした中で覚えておくと便利な「アイスブレイク」を紹介します。
アイスブレイクとは、氷を解かすことの意味。初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法。集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指す。
アイスブレイクは自己紹介をしたり、簡単なゲームをしたりすることが多く、いくつかのワークやゲームの活動時間全体を指すこともある。「コミュニティビルディング(community building)」や「アイスブレイキング(ice breaking)」とも呼ばれている。 「アイスブレイク」という用語は、参加者の不安や緊張を氷にたとえ、その「硬い氷をこわす、溶かす」という意味を持っている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

数分間など、時間を持て余した時に便利です
アイスブレイクは一般企業の研修などでも用いられています。今回ご紹介するのはあくまでも生徒ができるゲーム形式の非常に簡単なものです。私は比較的話が下手なので、学級の生徒を全員巻き込むゲームのようなものの方が好きでした。使えそうなものを活用してみてください。
脳トレ問題
簡単な脳トレ問題を黒板で出題する超シンプルなゲームです。マッチ棒を動かすものや謎々のようなものをその場で出題していました。意外と食いつきが良いです。
問題自体は本から得たものを使用したり、Youtubeの動画を参考にしたりと色々なものを使用しました。勉強ができる中学生ならば、「東大ナゾトキ」シリーズもかなり難しくて好評でした。意外な子が得意だったりと驚きの活躍も見られました。
学級全体へ出題しても良いですし、班ごとに強力して回答してもらうのもアリです。

特に松丸亮吾さんの本はネタの宝庫で結構おすすめです
文字数制限しりとりバトル
「5文字」などの文字数の条件をつけた言葉のみでのしりとりです。
- 指示側が「何文字」でしりとりをするか設定
- グループ内で決められた文字数でしりとりをする
- 決められた時間内にどれくらい文字が出てきたかを競う
- 一番文字が多く出た班が勝ち!
文字数の指示があると意外と盛り上がります。生活班の中でも良いですし、座席の列でやってみてもOK。少し工夫した遊ぶ時間を作ると周りとの交流が増えるので面白いです。
ちなみに文字数の指定では「今月は4月だから4文字!」など、都度条件の説明をつけても楽しいです。何分間かは明確にしてタイマーをセットすると時間調整できます。

バトルにせず普通に数分間しりとりをして終わるのもOKです
KEIGOトーク(敬語)

敬語だけで会話してもらいます
- 担任からお題を出す(例)最近ハマっているもの
- タイマーで時間を決めて、お題について隣の人と必ず敬語で会話してもらう。
- 主語は「私」で必ずお互いに話を続ける。
- タイマーがなったらそこで終了
担任からお題を出して隣の人と敬語のみで会話してもらう非常にシンプルなものです。
主語は「私」にして話すのですが対抗戦などとは異なり、勝ち負けはありません。

担任が混ざって会話するのも楽しいです
普段生徒の言葉遣いが少し暴力的など、課題が見られる学校では正しい敬語を話す練習にも。
あたまおしりゲーム

TBS番組「バナナサンド」企画の大人気ゲームです
完全に真似です。TBSバラエティ番組「バナナサンド」の企画のゲーム。バラエティ番組のゲームは本当に試行錯誤されていて、学級でも導入しやすいです。
- 進行者が「あたまの文字」「おしりの文字」を決める
- 音楽に合わせて進行者は「あたまの文字」「おしりの文字」を提示
- 回答者は出題された2つの文字を挟む言葉を、リズムに合わせて10秒以内に考える
- 回答者は、なるべく長い言葉を答える
- 思いつきづらい長い言葉を答えて高得点を狙う!
【例】あたまの文字が「み」お尻の文字が「ん」
- 「みかん」 →「か」の1文字なので1ポイント
- 「みせばん」 →「せば」の2文字なので2ポイント
- 「みずようかん」→「ずようか」の3文字なので3ポイント
🔽下の動画は実際にMC4人で挑戦している様子
🔽YouTubeの公式チャンネルに音源があるので活用可能です!
ご家庭によって番組を知らない生徒もいると思うので、事前に説明する機会を設けておくとスムーズに進行できます。ちなみに普通に大人同士の飲み会でも盛り上がるのでお勧めです。

YouTubeのコメント欄も見ると他の先生たちも活用しているみたいですね!
3文字連想ゲーム(サンレンソウ)

こちらもTBS番組「バナナサンド」企画のゲーム!
こちらも完全に真似してました。手厚くて非常に助かります。
こちらも知らない生徒がいると思うので説明する機会を設けてあげると良いです。
- 回答者以外に「キーワード」を出題する。
- 残りのメンバーは3文字でキーワードのヒントを回答者に順番に伝える。
- 回答者はキーワードを連想して、ひとつ答える。
- 不正解の場合次の人が別のヒントを3文字で言う。
- この繰り返しで、回答者がより早くキーワードを答えられたら勝ち!
【例】キーワード「かき氷」の時の考えられるヒント
- 「こおり」:かき氷の材料として使われているから。
- 「あまい」:かき氷の味が甘いから。
- 「いちご」:かき氷のシロップの定番の味だから。
- 「まつり」:お祭りや行事の縁日などで出店が出ているから。
…などなど
🔽YouTubeの公式チャンネルに音源があるので活用可能です!

少し長めなので学級お別れ会などでも使えそうです
仮に実際にやってみた時に、生徒たちが難しそうにしていた場合はヒントを「3文字」にせず自由にしても良いかもしれません。
生徒が喜ぶアクションを
アイスブレイクやミニゲームのようなものは世の中たくさんありますが、実際に自分の学級や生徒と一緒にやってみないと分からないものです。
私は帰りの会で連絡事項などを伝えても時間が余った場合には、こうしたちょっとのアイスブレイクをすることで徐々に子どもたち同士の交流を深めていました。
自分の教育論や考えを話す先生もいますが、特に何も問題がない場合に説教じみた話を長く話したくはないタイプなので、自分なりの時間の費やし方を考えておくと良いと思います。

いざという時の技、持っていて損はないです
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